甲状腺内科について
甲状腺は、のどぼとけの下にある、蝶のような形の臓器です。
甲状腺ホルモンを分泌し、全身の成長や新陳代謝を促します。
甲状腺の病気には、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍などがあります。
これらの病気は、早期発見・早期治療が重要です。
当院では、女性医師による親切でわかりやすい診察、新しい設備・技術で、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。
甲状腺ホルモンの働き
甲状腺ホルモンは、身体の組織の正常な発達と成長、代謝、循環、生殖をコントロールする役割を担っています。
心拍数、心臓から送り出される血液量のコントロール、脂肪の合成や分解の促進、熱産生促進、腸の運動の刺激、骨代謝の促進など、幅広い機能に関わっています。
甲状腺の主な病気
甲状腺と不妊
甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症で甲状腺ホルモン異常のある方は、健常な方に比べて排卵障害や不妊、流産になりやすい傾向があると報告されています。
甲状腺疾患と診断されていて妊娠を希望されている場合には、適切な治療を受けて甲状腺機能をコントロールすることが重要です。
わずかな分泌異常が影響することもあります
自覚症状が特にないほど軽度の甲状腺機能低下症でも、妊娠・出産を希望されている場合には甲状腺ホルモンを適切に補充することで妊娠率、流産率、早産率が改善したことが報告されています。甲状腺疾患は女性に多く、見逃されていることもよくあります。
不妊の女性には甲状腺異常のあるケースが多いとされているため、まずは検査でしっかり調べることが重要です。
不妊治療中の甲状腺治療の必要性
人工授精や体外受精といった不妊治療を受けている女性に向けて、当院では甲状腺機能異常の有無を調べて、異常があった場合には積極的な治療をおすすめしております。
甲状腺と不妊や流産については日本だけではなく世界でも研究が進んできていますので、当院ではそうした知見をもとに安全性が高い治療を行い、安心して妊娠・出産まで過ごせるように、細かく対応いたします。
当院の特徴
女性医師による診察を行います。
甲状腺の病気は女性に多く、不妊などデリケートなお話はなかなか診察室ではできない場合も多いと思います。
同性の女性医師が担当することで、同じ女性として患者さんの気持ちに寄り添いながら診察にあたっております。