健康診断の結果、要再検査…何をすればいい?
健康診断の結果を見て「要再検査」の文字があると、不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、すぐに深刻な病気というわけではなく、追加の検査で詳しく調べることで適切な対応が可能です。
今回は、要再検査の結果を受け取った際に何をすればいいのかを解説します。
「要再検査」とは?
健康診断では、基準値と比較して異常があった場合に「要精密検査」や「要再検査」と判定されます。
ただし、この段階では病気が確定したわけではありません。
追加の検査を行うことで、異常の原因を詳しく調べたり、今後の経過を観察したりすることができます。
よくある異常値と追加検査
1. 胃や大腸の異常(便潜血陽性、ピロリ菌陽性など)
- 胃カメラや大腸カメラで粘膜の状態を詳しく調べます。
2. 肝機能異常(ALT・AST・γ-GTPなどの上昇)
- 血液検査や超音波検査で脂肪肝や肝炎の有無を確認。
3. 脂質異常(LDLコレステロール・中性脂肪が高い)
- 詳細な血液検査や動脈硬化の評価を行うことがあります。
4. 糖尿病の疑い(血糖値・HbA1cの異常)
- 75g糖負荷試験などで糖尿病の診断を行います。
5. 尿酸値や腎機能の異常
- 追加の血液検査や腎エコー検査で状態を詳しく評価。
再検査を受けるべきタイミング
「要再検査」と判定された場合、すぐに対応すべき異常と、生活習慣の改善後に再評価できる異常があります。
- すぐに受けるべきもの:
- 便潜血陽性(大腸がんのリスク)
- 著しい肝機能異常(肝炎の疑い)
- 高血糖値(糖尿病の可能性が高い)
- 高血圧の著しい上昇
- 生活習慣の改善後に再評価するもの:
- 軽度の脂質異常
- 軽度の血糖値異常
- 軽度の肝機能異常
このように、結果をもとに優先度を考えて再検査を受けることが大切です。
当院でできる検査
検査は基本的に予約制となっており、胃カメラ・大腸カメラは事前の診察や準備が必要です。
血液検査や超音波検査は比較的短時間で実施可能ですが、結果の説明のために再度来院が必要な場合もあります。
具体的な検査の流れについては、お気軽にお問い合わせください。
当院では、以下のような再検査を実施しています。
検査は基本的に予約制となっております。
胃カメラはWEBからの予約が可能です。
大腸カメラは事前の診察や準備が必要ですので、WEBから「大腸カメラ前診察」をご予約ください。
血液検査や超音波検査は比較的短時間で実施可能ですが、結果の説明のために再度来院が必要な場合もあります。
具体的な検査の流れについては、お気軽にお問い合わせください。
- 胃カメラ・大腸カメラ(経鼻内視鏡、鎮静剤による眠っての検査も対応)
- 各種血液検査
- 超音波検査(腹部・甲状腺など)
- 動脈硬化の検査
また、必要に応じて専門機関への紹介も可能ですので、不安なことがあればご相談ください。
まとめ
「要再検査」の結果が出ても、適切な検査と対応をすれば健康を守ることができます。
しかし、放置すると病状が進行し、治療の選択肢が限られる可能性があります。
特に、がんや糖尿病、高血圧などの疾患は早期に発見し、対処することが重要です。
結果を放置せず、必要な検査を受けましょう!
当院では、患者様が安心して再検査を受けられるようサポートしていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。